友人のお店の内装をわいわい手伝ってきた件(1日目)
このたび、友人が念願のカフェバーを開くとの話を聞いた。めでたい!
駅から徒歩2分!住宅街も近い立地!すばらしい!
スナックの居抜き物件で改修済み!すてき!
その物件が本日引き渡しになり、友人達で集まって改装作業を行うと聞いたので、会社が終わる時間を今か今かと待ち、終業時刻と共に定時ダッシュでさっそく店舗へGO!
果たしてどんな内装なんだろうか……しかし前々からお店やりたいと聞いていた彼もついに一国一城の主か……なんだか胸が熱いな……とワクワクしながら友人の「城」の扉を開けると…………
…………一面の暗闇だった。(電気の開通は物件引き渡し3日後とのこと……)
これは、お互いの顔すら見えぬ真っ暗闇の中から始まったお店(@aru_cafe_bar)メイキングの体験記である。
(現在は開店中です!東部東上線東武練馬駅から徒歩2分!来てね!)
最寄り駅からお店までの道順です。 pic.twitter.com/EsypPKv1kb
— cafe&bar「或る」@東武練馬 (@aru_cafe_bar) January 13, 2020
そして店主(@_shinabita_)がこちら。
江古田の@bar_mojaさんに適当さが溢れ出し過ぎてる宣伝ペーパーを置いてきました。店長お外に出ると糞陰キャラコミュ障ですが自分のテリトリーの中なら最強なので絶対に面白いですよ?もはや来ないという選択肢がない。
— 家賃やば太郎 (@_shinabita_) January 21, 2020
来ないという選択肢がない。(攻めっ気のあるツイート)
俺と同じく"匿名掲示板"の戦場を駆けてきた人間なので(顔出しとかしたら住所とか抜かれたりしない??学校に凸とかされない???)と本能的な"恐怖"を感じるタイプなのだが、お店を開くのをきっかけに完全に"攻め"に転じており、バンバンインターネットに顔写真を放出している。なのでこの記事内でも店主だけ顔に隠しが入りません。つよい。
まあぶっちゃけ、長い奴とは小学校からの付き合いの気の知れた友人達とワイワイやりながら1つのお店を作っていく過程とか人生でそう体験できないだろうから、レア体験として残しておきたいのだ。書くぞ~~~(開店する日までちゃんと書ききりたい)(がんばる)
1日目
翌日改めて来訪すると、太陽の光が差し込む中、お店がその真の姿を見せてくれた。
広々とした空間、いかにもスナック然としたカウンター、味わい深い色味のソファーにテーブル。
悪くない。しかし、スナック感(そりゃ元スナックだからね……)からにじみ出ている"昭和”の臭いが拭えないのも確かだ。
というわけで、これから我々(このために有給を取得した俺含む平日の日中から集まった友人達数名)(平日の日中に軽々と集合する成人男性グループ、何だ?)は、この空間を葉月(https://twitter.com/haduki_and_you?s=20)氏の先導でリメイクしていくことになる。彼もまた十年来の付き合いの友人だ。
そのための作業としてまずは………………
木を運ぶ。
電車の中だろうが繁華街だろうが人の行き交う往来であろうが
木を担いで運ぶ。
…………カチコミかな?
最近は気軽に携帯でコラが作れるのですごいよね。
そんなこんなでとりあえずの資材運び込みは完了……と思ったらまだ全然らしい。「これでまだ5分の1くらい」らしい。は??もう既に街中の看板にぶつけそうになりまくったんだが??駅改札内にエレベーターが存在していない日本社会のバリアフリーの意識の低さを身をもって体感させていただき申したのだが????
まあそんなことを言っていても始まらない。未来のことは未来の自分達に任せるしかないのだ。
いざ!作業開始!
まずは、木のカットや、やすりで磨く過程で出る木くず、塗装に使用する塗料から店内を守るため、100均で買ったレジャーシートで店内に養生を施していく。
自ら率先して養生を施す店主の鑑。
その途中に、他の者達は運んできた木材を包んでいた梱包材でのジェダイ・バトルを開始する。(男性は何歳になっても棒状の物を見るとチャンバラを始めてしまうため)
こんな躍動感がありすぎる写真が5枚くらいある。どうしよう。
棒で叩きあったり、「つーか腹減らね?w」という発言から作業が中断されて近隣の美味しい担々麺を食べにいったり、ビニールシートが足りなくて近くの100均の買い占めに走ったり、そんなこんなでなんとか養生が完成した。(ここまでで1時間半くらい←伏線)
さあ!作業開始!(2回目)
まずは木材にやすりがけだ!!!うおおおおおおおおおお!!!!!!
一心不乱に紙やすりをゴシゴシこすり続け、「は?俺の木材の表面の方がツルツルなんだが?w」と"自分の棒が一番可愛い"マウントを取り合って2時間ほど。明らかな違和感に気付く。
暗い。(電気が来ていないため。)
もう1月になりすっかり冬を迎えた東京、早い日の入りに暗くなっていく店内。100均で買ったきたライトが照らしてくれているが、いかんせん明かりが足りない。
そう、なんと我々の労働時間は「日の落ちるまで」なのであった。原始時代かよ。2020年やぞおい。
予想外のトラブルによって、体力を持て余したまま作業の終了を余儀なくされた我々は………………
迷うことなく、か弱い光の中で飲酒を始めた。
これは皆さんにも知っていておいてほしい知識ですが、養生の青いビニールシートの上であぐらをかいて座りながらアルコールの度数が9%の缶チューハイを飲むと、めちゃくちゃ"現場"感が強くて最高の気分になります。
酒瓶をグイとラッパ飲みする図があまりに風景にマッチしすぎている。環境適正:A+。
そんなこんなでいつものように酒を飲んで曖昧になっていき、我々の1日目の作業は終了した…………
ちなみにこの作業、工期は5日間。つまり我々の原始人的生活ライフは結構致命的なロスとなるのだ……こりゃまあ酒でも飲むしかないよね。つづく。